2013年7月6日土曜日
研修医のための症例報告の書き方 その③どこに投稿するか2
こんにちは。
頑張って書いた症例報告・・・どこに投稿しようかな?
やっていきます。
難易度☆☆☆
ずばりInternal Medicineです。
英語論文デビューの人に、ぴったり。編集長への手紙(カバーレター)ももちろん英語ですが、PCの向こう側の先生方も日本人です。なので、ある程度の英語なら、言語が理由で即rejectにはなりません。
さらに!別の記事にも書いたとおり、日本人のための雑誌を目指す方針のようで、あたたかく査読してもらえます。
査読結果も半分は日本語で返ってくるので^^;、そうなるとさらに返答しやすくなりますしね。
しかもインパクトファクターも、例年だいたい0.9-1.0前後ですがちゃんとついています。
オープンアクセスなのでネットがあれば誰でも全文読むことができますから、気になった方は早速チェックしてみましょう。
難易度☆☆-☆☆☆
インパクトファクターがなくてもいいって人は、最近はやりのオンライン限定ジャーナルもいいでしょう。
BMJ Case Reports
Journal of Medical Case Reports
Clinical Case Reports
このあたりが有名ですかね。
メリットは、際限なく症例報告を掲載できるため、論旨がはっきりしていれば、高確率でアクセプトが望めます。
症例報告が嫌われる理由は、引用回数が少なくインパクトファクターを下げる!!そこにつきます。
インパクトファクターの心配をせず、症例報告に特化したジャーナルを出すというのは、非常に合理的な考え方です。
もちろん世界中の人に見てもらえるでしょう。
最近ワイリーがClinical Case Reportsをローンチしたみたいですが、投稿するときは、どこに収載されているのか(PubMedには収載があるのか?Google Scholarは?)くらいは確認しておきましょう。
ただ、最初はインパクトファクターがある雑誌を狙っていく姿勢は忘れないようにしましょう。インパクトファクターが付与されているというのはある意味品質保証みたいなものですから、読者の印象も変わってくるでしょうし、なによりあなたが「やっぱりもっと頑張ってみればよかったかな…」なんて思う時が来るかもしれません。
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私は、大学病院で病棟主任をしている卒後15年程度の医師ですが、先生は向上心があって立派ですね。
返信削除うちの若者も見習ってほしいものです。