2015年3月2日月曜日

神経内科領域の症例報告の投稿先

不定期更新ですいません(*´・∀・)



今回、備忘録もかねて、わたしの専門は老年内科、神経内科なのでその領域の症例報告が掲載できる英文誌をまとめてみますね。


症例報告を受理する神経内科ジャーナルと、そのインパクトファクター


  1. Neurology 8.303
  2. JAMA Neurology 7.008
  3. Cortex 6.844
  4. Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry 5.580
  5. Movement Disorders 5.634
  6. Journal of Neurology 3.841
  7. Muscle & Nerve 2.311
  8. BMC Neurology 2.49
  9. Journal of the Neurological Sciences 2.262
  10. Behavioural Neurology 1.642
  11. Neurocase 1.381
  12. Clinical Neurology and Neurosurgery 1.248
  13. Neurology India 1.084
  14. Internal Medicine 0.967
  15. Journal of Korean Neurosurgical Society 0.56
  16. Neurology Asia 0.14

これをみて、よしこの雑誌に投稿してみようという積極的なあなた。ここで注意ですよ!



インパクトファクター1点台の雑誌はともかく、3点以上の雑誌に投稿する際に、ガチンコCase Reportを選ぶと、掲載される可能性とてもひくいと思われます。

そこで、少しでも可能性をあげるためには、Letter to the Editorやオンラインのみの公開記事(たとえばNeurologyのNeuroImage)などが、ねらい目になるでしょうね(*´д`)o


理由は簡単です、インパクトファクターの計算に、Letter to the Editorなどは換算されないですむように設定することができるからです。つまりIFをあげたい編集部や出版社にとって、あってもなくてもよい部分に掲載をお願いすることが重要なのです。



わたしのお勧めですが、
最近、かねてからの日本人御用達、Journal of the Neurological Sciencesが、Letter to the Editor欄で症例報告を掲載する流れになっているので、積極的に狙いましょう。



さて、最後は日本神経学会が発行しているNeurology and Clinical Neuroscienceについて、コメントします。

私は、現時点で、症例報告の投稿先として日本内科学会発行のInternal MedicineよりNeurology and Clinical Neuroscienceに投稿するメリットはないと考えます。


理由は、


  1. PubMedに収載されていない。
  2. 編集体制が整っていない。隔月発行を謳っているが、定期的に配信されないことがしばしばある。これでは、読者の信頼を得られない。
  3. インパクトファクター計算の際に重要となる、レビュー、原著論文の質と掲載数ともに低い。
  4. 逆に症例報告や、図説の投稿がアンバランスに多い。


以上より、インパクトファクターが今後(仮に)付与されたとしても、1点台でしょう。


ならば、毎月きちんと発行され、すでに歴史のあるInternal Medicineに投稿したほうがよいです。アクセス数も比較にならないくらいおおいわけですから。

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