2013年7月7日日曜日

研修医のための症例報告の書き方 その③どこに投稿するか3


こんにちは。

頑張って書いた症例報告・・・どこに投稿しようかな?
今回はいよいよ老舗雑誌となります。

おそらく私たちが生まれる前から、先輩の先生方が育ててこられた雑誌たちも含まれ、それに自分の症例が掲載されるのは医師の夢といっても過言ではないですよね。


難易度☆☆☆☆☆

専門分野のトップ雑誌ってありますよね。

たとえばGutCirculationChestNeurologyなど。

さらに、トップ雑誌ではないけど、その分野ではよく知られている二番手の雑誌もあると思います。


それらの雑誌が、Case Reportのスペースを設けている可能性はゼロです。
理由は、前にも書いたインパクトファクターの問題です。

ただし、それらの雑誌編集長も、できれば載せたいと思っているんです。きらっているわけではないんですよね。

そこで、よく使われている方法があります。


それが、レジデントのためのコーナーや、編集者への手紙のコーナーへの投稿です。


これは、英語であれば、

レジデントのためのコーナー
Postgraduate Education Cornerや、Resident and Fellow Section
註:標記は各雑誌で若干異なるかもしれません


編集者への手紙
Letter to the Editorや、Correspondence
註:標記は各雑誌で若干異なるかもしれません

として雑誌の終わりの方に載っていることが多いと思います。



わたしの経験上、ここを狙うしかないと思います。私たちレジデントのためのセクションですからね(^^)/
どんどん活用させていただきましょう。


実際わたしも、Letter to the Editorなら掲載してやる と言われ、アクセプトされた経験が複数あります。

では、なぜそこならアクセプトされるのか?


理由は簡単です。そのセクションに掲載された記事を、インパクトファクターの計算対象の記事から外して、いるものと思われます。

これは、トムソン・ロイター社との契約で、どの記事を計算対象とするかをあらかじめ設定できるんですよね。発行者側が。なので、インパクトファクター時代になやむ発行者が、わたしたちレジデントのために残してくださった・・・苦肉の策といってもいいのでしょうねσ(゚ー^*)

ありがとうございます!


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